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はじめに
config-helperにプルリクエストを投げました。その時の簡易的な動作確認方法をメモします。開発者コンソール上ではちょっとな・・・Visual Studio Codeでやりたいな、という人におすすめです。
プルリクエストの内容
config-helperではアプリのフィールド情報を取得できますが、テーブルのフィールドかどうかが判断できません。これを判断できるようにしました。
手順
1. アプリの作成
kintoneのアプリを作成します。(今回はフォームにテーブルが必要なので用意しました)JSカスタマイズにkintone-config-helper.jsを適用します。
2. kintone-config-helperの実行
開発者コンソールで以下のコマンドが動作することを確認します。
KintoneConfigHelper.getFields().then(console.log);
こんな感じになるはずです。

3. ローカルオーバーライドを設定
Google Chromeのローカルオーバーライドを使います。ローカルオーバーライドの詳細についてはこちらを参考にしてください。
JSカスタマイズに設定したkintone-config-helper.jsをローカルオーバーライドします。初めてローカルオーバーライドを使う場合は開発者コンソールで、Sourcesタブ、Overridesタブを選択します。Select folder for overridesをクリックして、適当なローカルフォルダを選択します。

開発者コンソールでkintone-config-helper.jsを探します。(kintoneの仕様でファイル名はdownload.do?…となるようです)右クリック、「Save for overrides」を選択します。

4. Visual Studio CodeでJSファイルとして認識
ローカルオーバーライドしたファイルをVisual Studio Codeで開きます。そのままではJSファイルとして認識されません。Visual Studio Codeの設定に以下を追記すると認識してくれます。
"files.associations": {
"download.do*": "javascript"
}
5. 動作確認
例えばconsole.log()を追加して保存します。

画面をリロードして、開発者コンソールでKintoneConfigHelperを再実行するとconsole.log()が反映されています。
