はじめに
開発でターミナルを利用することが多いのですが、Visual Studio Codeのターミナルだと開発画面が狭くなります。そのため個別にターミナルを起動していましたが、2画面、3画面必要な場合に扱いづらいという問題がありました。この問題を解決してくれるWindows Terminalを紹介します。現時点でPreview版ですが問題なく利用できています。
Windows Terminalの良いところ
こんなことができます。

私が感じているメリットは以下のとおりです。すごく快適です!
- タブ機能がある
- 画面を分割できる
- コマンドプロンプトだけでなくPowerShellやWSLのシェルなども起動できる
- カスタマイズ性が高い
Windows Terminalのインストール
Microsoft Storeからインストールします。
インストールできたら起動しましょう。Windows Terminalはコマンド「wt」で起動します。
「Windows + s」、「wt」、「Enter」と入力して起動することを確認してください。ダメだった人は「Windows + r」、「wt」、「Enter」を試してみてください。それでもダメだったらスタートメニューから起動しましょう!
PowerShell 7のインストール
もし興味があればPowerShell 7もインストールしましょう。PowerShell 7からパイプライン チェーンが使えるようになります。例えばこんなことができます。(ようやくか、、、という気もしますが)
> npm install && npm start
PowerShell 7.0の新機能はこちらで案内されています。使いたいと思った人はMicrosoft Docsを参考にインストールしてください。
Windows TerminalでPowerShell 7を利用する
Windows Terminalを起動して、上部のメニューからSettingsを選択します。

profiles.jsonが開くのでlistに以下のコードを追加します。
{
"guid" : "{a297c63c-8732-45d1-baff-f3309ebce097}",
"name" : "PowerShell 7",
"commandline" : "C:\\Program Files\\PowerShell\\7\\pwsh.exe",
"icon" : "C:\\Program Files\\PowerShell\\7\\assets\\Powershell_av_colors.ico",
"startingDirectory" : "%USERPROFILE%"
},
これで右上のメニューからPowerShell 7が選択できるようになります。
タブ追加時のデフォルトをPowerShell 7にする場合はdefaultProfileの値をPowerShell 7のguidに変更してください。こんな感じです。
{
"$schema": "https://aka.ms/terminal-profiles-schema",
"defaultProfile": "{a297c63c-8732-45d1-baff-f3309ebce097}", // ココを
"profiles":
{
"defaults":
{
// Put settings here that you want to apply to all profiles
},
"list":
[
{
"guid" : "{a297c63c-8732-45d1-baff-f3309ebce097}", // ココと同じにする
"name" : "PowerShell 7",
"commandline" : "C:\\Program Files\\PowerShell\\7\\pwsh.exe",
"icon" : "C:\\Program Files\\PowerShell\\7\\assets\\Powershell_av_colors.ico",
"startingDirectory" : "%USERPROFILE%"
},