はじめに
kintoneのレコードにQRコードの内容を直接登録できるプラグインです。ブラウザ(kintoneの画面)上でカメラを起動するので、素早くQRコードを読み取れます。

QRコードの内容の解析は「特定文字による区切り」と「文字数による区切り」の2種類に対応しています。
レコード追加、編集画面で動作します。
言語は日、英、中に対応しています。
動作の紹介
1つのアプリにつき3つまでQRコードの読み取りを設定できます。ここでは2つを有効にした状態での動作例を紹介します。
動作例1(後述するプラグイン設定例1の場合)
レコード追加画面で特定文字による区切りを利用した例です。
動作例2(後述するプラグイン設定例2の場合)
レコード編集画面で文字数による区切りを利用した例です。
プラグインの設定
設定例1
特定文字による区切りの例です。この場合は「、」で区切っており、1つ目のデータは文字列1行、2つ目のデータはリッチエディターにセットします。(No1、No2の設定)フィールドを指定しないことも可能です。(No6、No7の設定)

設定例2
0文字目から3文字目までを文字列(1行)にセットします。(No1の設定)
※最初の文字は1文字目ではなく、0文字目としてカウントします。
※終了文字数-1文字目までを切り出します。
6文字目から13文字目までをリッチエディターにセットします。(No2の設定)終了文字数を空にすることで開始文字数以降のデータをフィールドにセットできます。(No4の設定)

注意事項
読み取れるQRコードのサイズはカメラの性能やQRコードに持たせるデータの大きさに依存します。実際に利用する端末でお試しをお願いします。
制限事項
- iOSのkintoneモバイルアプリでは利用できません。
2020年8月時点でカメラの起動が制限されています。
kintoneモバイルアプリのバージョンアップにより、Androidのkintoneモバイルアプリでは利用できるようになりました。 - iOSのGoogle Chromeブラウザでは利用できません。
2020年8月時点でカメラの起動が制限されています。 - QRコードの内容を登録できるフィールドは以下のとおりです。
- 文字列(1行)
- リッチエディター
- 文字列(複数行)
- 数値
- ラジオボタン
- ドロップダウン
- 日付
- 時刻
- リンク
- ルックアップ
- テーブルのフィールドには登録できません。
プラグインのダウンロード
こちらのホームページで販売しています。30日間のお試し期間があります。
お試し用QRコード
すぐに動作を試してみたい方はこちらのQRコードをご利用ください。(印刷しなくてもディスプレイから読み取れます)

このQRコードの内容は以下のとおりです。
文字列1行、リッチエディター、文字列複数行、1000、ラジオボタン1、チェックボックス1、複数選択1、ドロップダウン1、2019-9-1、07:00、2019-9-1 07:00、https://kintone.cybozu.co.jp/、ja、テスト用組織A、テスト用グループA、ルックアップ
更新情報
- 2020/2/24 v8 リリース
ルックアップフィールドに対応
テーブルのフィールドを選択できないように修正 - 2020/1/19 v7 リリース
カメラ起動時の負荷を低減 - 2019/12/8 v6 リリース
軽微な不具合の修正 - 2019/11/30 v5 リリース
軽微な不具合の修正 - 2019/10/22 v4 リリース
軽微な不具合の修正 - 2019/9/28 v3 リリース
カメラの起動ボタンをスタイリッシュに変更
カメラの表示をダイアログに変更
カメラが起動できない場合のエラー対応を追加 - 2019/9/21 v2 リリース
カメラ表示のレイアウトを変更 - 2019/9/16 v1 リリース
QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。