はじめに
QRコードの内容を元にkintoneのレコードを検索できるプラグインです。ブラウザ(kintoneの画面)上でカメラを起動するので、素早くQRコードを読み取れます。

QRコードの内容の解析は「特定文字による区切り」と「文字数による区切り」の2種類に対応しています。
レコード一覧画面で動作し、該当するレコードが1件の場合は自動で詳細画面に遷移します。
複数件の場合は選択肢として表示し、選択後に詳細画面に遷移します。
言語は日、英、中に対応しています。
動作の紹介
1つのアプリにつき3つまでQRコードの読み取りを設定できます。ここでは2つを有効にした状態での動作例を紹介します。
動作例1(後述するプラグイン設定例1の場合)
特定文字による区切りを利用した例です。この場合は対象レコードが4件なので選択肢として表示します。
動作例2(後述するプラグイン設定例2の場合)
文字数による区切りを利用した例です。この場合は対象レコードが1件なので自動で詳細画面に遷移します。
プラグインの設定
設定例1
特定文字による区切りの例です。この場合は「、」で区切っており、2つ目のデータが部署名と等しいレコードを検索します。条件を複数指定するとand条件として検索します。
具体例をあげるとQRコードの内容が「金都運総研、情報システム部」の場合、「部署名が情報システム部」のレコードを検索します。

設定例2
こちらは文字数による区切りの例です。0文字目から4文字目が会社名と等しい、かつ、6文字目から12文字目が部署名と等しいレコードを検索します。
※最初の文字は1文字目ではなく、0文字目としてカウントします。
※終了文字数-1文字目までが切り出されます。
条件を複数指定するとand条件として検索します。具体例をあげるとQRコードの内容が「金都運総研、情報システム部」の場合、「会社名が金都運総研」、かつ、「部署名が情報システム部」のレコードを検索します。

注意事項
読み取れるQRコードのサイズはカメラの性能やQRコードに持たせるデータの大きさに依存します。
実際に利用する端末でお試しをお願いします。
制限事項
- iOSのkintoneモバイルアプリでは利用できません。
2020年8月時点でカメラの起動が制限されています。
kintoneモバイルアプリのバージョンアップにより、Androidのkintoneモバイルアプリでは利用できるようになりました。 - iOSのGoogle Chromeブラウザでは利用できません。
2020年8月時点でカメラの起動が制限されています。 - 検索に利用できるフィールドと検索条件は以下のとおりです。
- 文字列(1行)、等しい(=)
- リッチエディター、含む(like)
- 文字列(複数行)、含む(like)
- 数値、等しい(=)
- 計算、等しい(=)
- ラジオボタン、含む(in)
- ドロップダウン、含む(in)
- リンク、等しい(=)
- ルックアップ(=)
- レコード選択時に表示できるフィールドは以下のとおりです。
- 文字列(1行)
- 数値
- 計算
- ラジオボタン
- ドロップダウン
- 日付
- 時刻
- 日時
- リンク
- レコード番号
- 作成日時
- 更新日時
- ルックアップ
- テーブルのフィールドは検索に利用できません。
- テーブルのフィールドはレコード選択時には表示できません。
プラグインのダウンロード
こちらのホームページで販売しています。30日間のお試し期間があります。
お試し用QRコード
すぐに動作を試してみたい方はこちらのQRコードをご利用ください。(印刷しなくてもディスプレイから読み取れます)

このQRコードの内容は以下のとおりです。
金都運総研、情報システム部
このQRコードで読み取りを試す場合はアプリストアにある顧客リストを利用すれば必要なレコードも登録されているので便利です。

更新情報
- 2020/4/28 v8 リリース
軽微な不具合を修正 - 2020/2/24 v7 リリース
ルックアップフィールドに対応
テーブルのフィールドを選択できないように修正 - 2020/1/19 v6 リリース
カメラ起動時の負荷を低減 - 2019/12/8 v5 リリース
軽微な不具合を修正 - 2019/12/6 v4 リリース
軽微な不具合を修正 - 2019/11/14 v3 リリース
軽微な不具合を修正 - 2019/10/23 v2 リリース
軽微な不具合を修正 - 2019/10/2 v1 リリース